トドメの接吻(キス)最終回ネタバレ…結末は本当の「愛」の魅力を知る

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ドラマ「トドメの接吻(キス)」最終回の結末ネタバレ(後半に最終回ネタバレ内容を追記済《真の結末まで…》)を公開しています。

見逃してしまった人や、あまり興味はないが内容や結末が気になる人もいるだろう。

ここではキャストに始まり、ストーリーのあらすじと最終回における結末のネタバレを公開するので参考になればと思う。

ちなみにドラマ「トドメの接吻」は 日本テレビ系列で放送されるので、ドラマのストーリー1話~最新話まで 「hulu」で配信されている。

しかも毎週ドラマ放送終了後からスピンオフドラマ「トドメのパラレル」が配信される。

「トドメのパラレル」はスピンオフドラマだが、本編に繋がる新たな謎を描いた衝撃作となっている。

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トドメの接吻

まずはじめにドラマのキャストを紹介しよう。

役/キャスト

堂島 旺太郎/山崎賢人

ホストクラブ「ナルキッソス」のナンバーワンホスト。

イケメンなのはもちろん、気配り上手の優しい男だが、それは表の顔で裏の顔は、カネと権力だけを追い求める「クズ男」。

キス女・佐藤 宰子/門脇麦

クリスマスイブの夜にサンタクロースの格好をして、旺太郎の前に突如現れた「キスで殺す女」。

逃げる旺太郎をどこまでも追いかけてくる。

並樹 尊氏/新田真剣佑

旺太郎の人生のライバルとなる、日本企業トップのホテル王・並樹グループの「完璧紳士の御曹司」で、並樹が経営する乗馬倶楽部の部長を務めている。

さらには旺太郎が狙う社長令嬢の兄でもあるが、彼には家督を巡るある秘密が隠されている。

真剣佑 演技は癒やし系?仰げば尊しで高校生役だが隠し子がいる?

並樹 美尊/新木優子

旺太郎が人生で最も理想とするカネと権力を持った「セレブな社長令嬢」。

尊氏の妹ということもあり、完璧な兄がいつも傍にいるせいで、同年代の男には全く興味が持てない。

長谷部 寛之/佐野勇斗

大手クルーズ会社の御曹司で「美尊に恋するお坊ちゃま」。

美尊には相手にされていないが、美尊にちょっかいを出してくる旺太郎にライバル心をむき出しにする。

小山内 和馬/志尊淳

ホストクラブ「ナルキッソス」にやってきた、旺太郎に懐く「可愛い後輩ホスト」。

タイムリープを繰り返す旺太郎のよき理解者・協力者であり、旺太郎と共に「キス女」の謎に迫る。

春海 一徳/菅田将暉

旺太郎のアパート近くで演奏する「謎のストリートミュージシャン」。

どこか人生を達観し、大人びた言葉を旺太郎に残しアドバイスを贈る。

しかし彼がこの街にやってきたのは、偶然ではなかった…。

その他の主な登場人物

  • 堂島 旺/光石研
  • 堂島 光代/奥貫薫
  • 新井 郡次/小市慢太郎
  • 並樹  尊/山田明郷
  • 並樹 京子/高橋ひとみ
  • 根津 功一/岡田義徳
  • 布袋 道成/宮沢氷魚
  • 森 奈緒/堀田茜
  • 青田真凛/唐田えりか
  • 小柳 菜々子/山本亜依
  • 辻/弓削智久

人物相関図

以上がキャストとなる。

ドラマのキャストを紹介したので、次に物語のあらすじを見ていこう。

ストーリー

【接吻(キス)から始まる、死のタイムリープ】

愛なんか求めようとするから人は不幸になる。

「欲しいのは愛なんかじゃない、目に見えるモノ・・・カネと権力だ」

愛が歪んだ「クズ」な主人公・堂島旺太郎。

顔は良いが「カネの切れ目が縁の切れ目」で女を弄ぶナンバーワンホスト。

過去のある事件をきっかけに、誰も愛さず、成り上がることだけを追う、孤高の男…。

彼の前に現れたとある社長令嬢・・・それは日本企業のトップ、個人資産100億とも言われるホテル王・並樹グループ社長の娘だった。

彼女は旺太郎にとって人生で最高の理想の女。

「今度のターゲットはこの女だ」

彼の毒牙が、彼女に迫る…。

が、そんな彼の前に「ある女」が現れる。

青白い顔に、真っ赤な唇…。

彼女が彼に贈ったものは・・・「死の接吻」。

女のキスで突如起こる、呼吸困難!進退痙攣!異常な動悸!

その果てに・・・彼は死んだ。

しかし次の瞬間、彼は見覚えのある7日前の景色の中、意識を取り戻す。

繰り返される出来事、場面、会話、これはもしや・・・俺は、同じ時間を繰り返している…?

謎の「キス女」によって、何度も「死」と「時間」を繰り返す旺太郎。

何故、俺は殺されるのか・・・?

キス女の正体は・・・?

死のループの謎を追い、カネと権力を老い求め、ノンストップで物語が加速する「邪道ラブストーリー」が幕を開ける

あらすじ

歌舞伎町のホストクラブ『ナルキッソス』で源氏名「エイト」を名乗るNo.1ホストの堂島旺太郎(山﨑賢人)は、偽りの愛で女性を夢中にさせ、金が尽きたらポイ捨てするクズ男。

外面はきらびやかな生活を送る旺太郎だが、実はある理由で大金が必要なため、生活を切り詰め質素な暮らしを送っている。

クリスマスイブの日、同僚ホストの和馬(志尊淳)から個人資産100億円のホテル王・並樹なみきグループのご令嬢・美尊(新木優子)が来店していると聞いた旺太郎は、恰好の金づる・美尊に狙いを定める。

しかし、男子トイレに現れた真っ赤なルージュの不気味な女(門脇麦)に突然キスを奪われ、なんと命を落としてしまう…!

意識の戻った旺太郎の目の前に広がるのは見覚えのある1週間前の景色で…。

すでに体験したことがデジャビュのように繰り返される状況に混乱しつつも、旺太郎は前回とは違う方法で美尊を落とそうとアプローチするが…。

予測不能・神出鬼没の“キスで殺す女”によってまたしても殺されてしまうのだった。

以来、執拗に旺太郎の唇を狙うキス女に襲われる度、旺太郎は時間をループしてしまうように…。

3度目のイブの夜、キス女の奇襲から逃れ、なんとか朝を迎えた旺太郎の部屋に興信所の根津ねづ(岡田義徳)が現れ、旺太郎の母・光代(奥貫薫)から弟・光太の捜索を頼まれたと知らされる。

実は旺太郎にはトラウマとなっている過去のある事故があった…。

12年前、父の旺(光石研)が船長を務めるクルーズ船『プロメテウス』のクリスマスクルーズに光太を連れて忍び込んだ際、二人は運悪く沈没事故に巻き込まれてしまい…。

そして大晦日。

並樹家の乗馬倶楽部のパーティーに和馬と共に参加することに成功した旺太郎は、美尊が政略結婚のため気の乗らない見合いを強要されていることを知る。

そんな中、馬房で暴れている馬に襲われそうになった旺太郎を助けたのは並樹家の長男で妹想いの完璧人間・尊氏たかうじ(新田真剣佑)だった。

並樹家を取り巻く社交界に足を踏み入れた旺太郎は、美尊に思いを寄せる幼馴染の御曹司・長谷部(佐野勇斗)や乗馬倶楽部の部員・布袋(宮沢氷魚)など上流社会の人間から「ホスト」と見下されながらも金と権力を手に入れるため美尊に近づくチャンスを伺う。

しかし、そんな旺太郎を邪魔するかのように“キスで殺す女”が何度も旺太郎を殺しに現れて…!!

再びループする時間の中で、旺太郎はキス女から逃げるのに手を貸してくれたストリートミュージシャン・春海(菅田将暉)にだけ自分の体験を打ち明ける。

春海は旺太郎の体験は「タイムリープ」だと話し…。

果たして謎に包まれたキス女の正体は何なのか。

そして執拗に旺太郎を邪魔するその狙いとは…!?

引用元:日本テレビ公式サイト/トドメの接吻

結末ネタバレ

ここからはドラマ「トドメの接吻」最終回の結末ネタバレを公開しています。

ドラマ「トドメの接吻」は原作のない完全オリジナルストーリーで物語は進むため、現時点では結末は予想となるが、このドラマの物語の結末を語る上で少し情報が足りないので、予想としては全然違う流れになってしまうかもしれないが、そのへんは悪しからず。

おそらくこのドラマの最終地点として、「キスで死んで、7日前に戻る(タイムリープする)」ということを考えると一見「SF感」が強いことに否定はできないが、結局のところ堂島旺太郎の人間として欠落した感情の再生ということを描くのではないだろうか。

人を愛することをやめてしまった「クズ男・堂島旺太郎」が、本物の愛に触れその感情を取り戻すという(公式サイトでも謳っている通り)「邪道ラブストーリー」ではないかと考えている。

旺太郎が人を愛せなくなってしまったのは、12年前に起きたある事件が関係しているようだ。

そして旺太郎をキスで殺そうと追いかけてくるキス女の正体と、謎のストリートミュージシャン・春海一徳の二人は旺太郎の過去に何か因果関係がありそう。

といっても、「SF感」を全面的に押し出すと話が壮大になりすぎる感じがしてしょうがないので、少し縮小して予想しようと思う。

おそらく旺太郎の人間性(愛情)を取り戻すため、未来からやってきたのがキス女で未来の恋敵が晴海なのではいだろうか。

つまりキス女は旺太郎に起きた過去の事件を心の底から精算させるためやってきたが、その邪魔をするのが晴海ではないのか。

最終的には旺太郎は本物の愛を思い出し、その頃には「100億の女・並樹美尊」も旺太郎のことを男として意識していたが、すでに旺太郎は「カネと権力」には魅力を感じなくなっていた・・・つまり美尊は旺太郎の眼中になくなっていたのだ。

結末としては本物の愛を探し求めていると旺太郎は、キス女と再会し本当の恋に落ちていくことが考えられるだろう。

ネタバレ追記

12年前、豪華客船でホテルグループ・並樹家関係者たちでクリスマスパーティが開かれていた。

そしてそこには堂島旺太郎の父・旺が船長を務めていて、旺太郎も弟の光太を連れてクルーズ船に忍び込んでいた。

すると突然警報が鳴り響いた・・・突然機関室から火が吹きクルーズ船は大きく傾き、船の中は大パニック状態だ。

幼い兄弟もこの事故に巻きいこまれて、逃げようとしていると頭から血を流し倒れている女の子を発見する。

旺太郎はフラフラの少女を助けようと介抱しながら一緒に逃げようとしていると、ドアを突き破って船の中に入ってきた海水にのまれてしまった。

兄である旺太郎は愛する弟・光太と、通りすがりに助けた少女とともに「豪華客船海難事故」に巻き込まれてしまい、旺太郎は薄れゆく意識の中・・・

ゴメンな光太・・・助けてやれなくて・・・

と思っていた。

時は経ち、旺太郎は歌舞伎町のホストクラブ「ナルキッソス」のNo.1ホスト(源氏名:エイト)になり、金づるとなる女性たち・・・元キャバ嬢のエステティシャンや不動産会社の女社長などから金品を回収し荒稼ぎする。

旺太郎は、豪語する。

必要なのは愛なんかじゃない・・・キスなんてただの道具だ。偽りの愛を振りまいて、俺は成り上がる!

と・・・そして、金が尽き利用価値がなくなるとポイ捨てする「クズ男」となっていた。

そんな旺太郎は一見きらびやかな生活を送っていたが、実は生活を切り詰め質素な暮らしを送っている。

クリスマスイブの日、旺太郎は自分の店に同伴する金づる客・すみれとの待ち合わせ場所に向かっていると、旺太郎に一人のチャラい男が声をかけてきた。

それは小山内和馬という男で、エイトが前に勤めていたホストクラブの後輩らしく、今日から旺太郎と同じ店「ナルキッソス」に移籍したんだという。

旺太郎はそんな和馬のことを軽くあしらい、同伴客のすみれと会い堂々と「ナルキッソス」へと歩いていく。

旺太郎とすみれと同伴し「ナルキッソス」へ到着・・・するとその日そこに個人資産100億だと言われている、ホテル王・並樹グループのご令嬢である並樹美尊が来店していることを知った旺太郎は、栄養ドリンク「トドメの馬並み」を飲みヤル気満々だった。

そして美尊にアピールするのに、身だしなみを整えるためトイレに入ると、一人の挙動不審な女性と遭遇する。

女性は「あ、あなた・・・死ぬ・・・」とつぶやき、いきなり旺太郎にキスをしてきた。

すると旺太郎は手がしびれ呼吸困難になってしまい、血を吐いて倒れそのまま死んでしまう。

次の瞬間、旺太郎が意識を取り戻すと、そこには7日前と同じ光景・・・旺太郎は不思議に思いスマホを見ると、12月24日のクリスマスイブではなく、12月17日でしっかり7日前まで戻っていた。

旺太郎は「どうなってんだ?夢でも見てたのか?」と不思議に思うが、旺太郎には以前体験した全ての出来事が同じように起きる・・・それでも「夢」だと考えながら、旺太郎はクリスマスイブを迎える。

そして「ナルキッソス」には夢と同じように、100億の女・美尊が来店していた。

旺太郎は美尊を口説きにかかるが、美尊は「ホストに話したところで、私の人生が変わるわけじゃないでしょ」と超横柄で冷たい態度で旺太郎に接する。

しかし旺太郎は「金のなる木だ。ガマンガマン」と自分に言い聞かせ、美尊に「まだ本当の愛に巡り合ってないのかもね」とダメ押しの口説き文句を繰り出す。

それでも簡単にはなびかない美尊に、旺太郎は仕切り直すためロッカー室で、栄養ドリンク「トドメの馬並み」をグイッと飲み干した。

これで準備万端だと思いきや、美尊たちが帰ってしまったことを知って、旺太郎があわてて追いかけると店の外で黄色いスポーツカー(ランボルギーニ)にひかれそうになる。

すると旺太郎は運転手に「ナルキッソスってホストクラブ探してんですけど・・・」と聞かれ、「ここだよ!気をつけろ!」とキレ気味に答えた。

この運転手というのが美尊のことを追いかけてきた「大手クルーズ会社の御曹司・長谷部寛之」で美尊たちと同じ並樹乗馬倶楽部のメンバーでもある男だ。

そんなことより旺太郎だが、美尊のことを見かけ怪しげな路地裏に入ると、背後から誰かが忍び寄ってくる・・・誰かと思ったらそれは和馬だった。

和馬にキス女について説明していると、その場にキス女が現れる・・・そして旺太郎にキスをすると、血を吐いて絶命してしまう。

旺太郎が意識を取り戻すと、また7日前に戻っている・・・旺太郎はさすがに「夢」じゃなく時間がループしていることに気づき焦って警察に駆け込むが「キスで殺される・・・時間が戻って・・・」と通常では考えられないことばかりを口にして相手にしてもらえなかった。

そしてまたクリスマスイブの日が訪れる・・・和馬にボディーガードを頼んで、100億の女・美尊のことを再度口説き始めた。

美尊は相変わらず冷たい態度だが、一緒に来店した友達が旺太郎を並樹乗馬倶楽部で行われるイベント「カウントダウンパーティー」に誘おうと提案した。

するとそこに美尊を探しにやって来たのが、先ほどの黄色いスポーツカーの運転手・寛之だ。

寛之は美尊に恋する男で「イブにホストクラブにいるなんて・・・」と美尊を一喝するが、旺太郎の口車に上手いこと乗せられてしまい、「一番高いお酒くださーい!」とまんまと売上に貢献してしまう。

旺太郎は一度仕切り直そうと、控室で自分のロッカーを開けると一枚のメモ用紙を発見・・・メモには「デンジャラス」と書かれていた。

不思議に思う旺太郎だったが、その瞬間物陰からキス女が顔を出す・・・慌てて逃げる旺太郎に、追いかけてくるキス女。

旺太郎は帰宅しなんとか逃げのびることができた。

旺太郎が金に執着して生きるようになったのは、12年前の「豪華客船海難事故」の容疑が旺太郎の父・旺にかけられ逮捕されてしまい、懲役5年という実刑判決とともに3億円の賠償金を請求され旺太郎が肩代わりして払っていたからだ。

旺太郎は、現在は行方不明だという旺の賠償金を肩代わりしているお金を「(おそらく強がりからだが)手切れ金」だという。

そして弟・光太は「まだ生きている」と信じていたのが、旺太郎の母・光代だった。

光代はいまだに自作でビラを作り、道端で必死に配り光太の行方を捜していた。

しかし旺太郎は「弟は死んだんだ・・・俺の目の前で溺れて」と悲しく語る。

そして12月31日を迎え並樹乗馬倶楽部が主催する「カウントダウンパーティー」の日、旺太郎は和馬と一緒に並樹家に招待された。

旺太郎が馬房内をフラフラしていると、美尊と母・京子が何やら密かに話している場面に遭遇する。

旺太郎が内容を盗み聴きしていると、並樹家の問題が少しだけ浮き彫りになってきた。

どうやら並樹グループの社長・尊は身体の調子が芳しくない・・・すでに入院中で、いつ峠を迎えてもおかしくない状態だという。

しかも後継者として美尊には兄・尊氏がいるが、母・京子は尊氏には並樹グループを継がせられないという・・・ということは、美尊の結婚相手が並樹グループの次期社長となるのだ。

そうしていると一頭の馬が、旺太郎めがけて突進してきた・・・それを見た美尊はすかさず手綱を取ろうとするが失敗してしまう。

そしてその窮地を救ったのが、美尊の兄・尊氏だった。

旺太郎と和馬はパーティー会場に入り、旺太郎がふと二階を見上げるとそこにはキス女がいた。

キス女は逃げそれを追う旺太郎(なんだかいつもと逆の展開)だったが、キス女の姿を見失ってしまう・・・そして旺太郎が歩道橋の上からキョロキョロしていると、何者かが旺太郎を背後から押されてしまい歩道橋から落下してしまう。

旺太郎は頭から血を流し倒れていたが、なんとか一命は取り留める・・・それでもかなりの重傷で病院の集中治療室へ搬送された。

するとそこに医師たちの目をかいくぐり、キス女が姿を現した。

また不気味に「あなた・・・死ぬ・・・」とつぶやいている・・・そしてキス女は旺太郎にキスをし、また死んだ。

旺太郎が意識が戻ったのは12月24日・・・クリスマスイブに店内で「デンジャラス」と書かれたメモを見つけたところだ。

しかし今回は物陰にはキス女の姿はない・・・そしてホールに戻ると、キス女を発見する。

そして旺太郎は逃げキス女は追いかけるが、やはりこの展開はキス女を撒くことができた。

しかし旺太郎に経験していないことが起こる・・・それはストリートミュージシャンだという春海一徳との出会いだった。

晴海はその時偶然ホームレス仲間とクリスマスパーティをしている最中だったが、旺太郎が言う「キスされると死んで、時間が戻った」という意味不明な言葉を「信じるよ、エイト(旺太郎は自分の本名は名乗らず、ホストのエイトだと名乗った)の場合、意識だけが時間を超えたってこと・・・これがタイムリープ」だという。

並樹乗馬倶楽部主催のカウントダウンパーティー、12月31日がまたやってきた。

例のごとく旺太郎は並樹家に入り、今度は美尊と二人で話す機会を作ることに成功する。

そして旺太郎の駆け引きが始まった・・・

旺太郎:「もう嘘つくのやめなよ・・・自分の気持ちに嘘ついたって虚しくなるだけじゃない?でもしょうがないか、本当の愛知らないんだもんね」

美尊:「あなたに何がわかるのよ!」

旺太郎:「わからない・・・わからないから知りたいんだ、君のこと。いつかきっと柵(自分と美尊の身分の差)を飛び越えてみせる」

と言って、旺太郎はその場を去っていく。

その後すぐに尊氏が現れ、美尊と並樹グループの後継者について話すことになり「父さん(並樹尊)は、美尊か美尊の結婚相手に継いでほしいんだよ。好きな人くらいいるだろ?」と美尊に尋ねた。

すると美尊は「お兄ちゃん・・・私、お兄ちゃんが好き。私たち、本当の兄弟じゃないじゃん」と言うと、尊氏はその言葉をはぐらかしその場を去ってしまった。

なにやら並樹家の家督問題にはさらなる闇がありそうだ。

旺太郎は突き落とされてしまった歩道橋に行き、キス女を探しているとふいにキス女を見つけた。

するとキス女は「まだ、生きてたんだ」と不気味にニヤリと笑う。

その頃、晴海は中学校時代の卒業式と思われるキス女が映った写真を見ながら、「見つけた」と嬉しそうにつぶやいていた。

 

謎のキス女は旺太郎と向き合うと「あ、あなた狙われる・・・か…」と何かを言いかけた瞬間、旺太郎は「お前~!」といって首を絞め襲いかかるが、その辺にいた一般人たちに取り押さえられてしまい、またキス女を逃してしまった。

そして和馬に「頼れるのはお前だけだよ」とボディーガードを依頼する。

しかし1月2日には美尊が「ナルキッソス」に来店するという情報を得た旺太郎は出勤する準備を始める・・・それを知った和馬は「あー、ボディガードやめようかな・・・助かる気のない人を守れませんよ」と吐き捨てるように文句を言った。

すると旺太郎は「俺がほしいのは並樹グループだ。成り上がるためなら、何だってしてやるよ!」と息巻いている様子。

そして旺太郎は「ナルキッソス」に出勤し、ロッカーから栄養ドリンク「トドメの馬並み」を出して飲もうとするが、飲む前に並樹乗馬倶楽部御一行が到着したようで、旺太郎に早速指名が入り店長・辻に呼び出された。

旺太郎は気合いを入れてホールに飛び出すと、そこには美尊の姿はなく友達たちだけで来店したことを受け、旺太郎はもちろん表面には出さないが内心悔しがっていた。

席につき会話は乗馬倶楽部の話題になり、ちょうど1週間後に行われる「並樹乗馬倶楽部」の会員たちでやる「初乗り会」というイベントに誘われる。

すると店の控室で突然ホストの柿崎が血を吐いて倒れてしまった・・・原因は旺太郎が飲もうとしていた栄養ドリンク「トドメの馬並み」を飲み突然苦しみだしたんだという。

そして旺太郎はタイムリープ前にロッカールームに入っていた「デンジャラス」と書かれたメモのことを思い出す・・・「あのメモ、あれはこれの警告?」と不思議そうな表情を浮かべ考えを張り巡らせていた。

栄養ドリンク「トドメの馬並み」が旺太郎の物だったことが判明し、旺太郎は警察から1週間もの間取り調べを受け続け「俺はハメられたんだ!」と訴えるが、結局逮捕されることになった。

トドメの接吻(キス)最終回ネタバレ…結末は本当の「愛」の魅力を知る photo 1

警察が旺太郎を留置場へ移送中に、和馬の助けが入り「逃げて!俺は信じてますから!」と旺太郎はまんまと逃亡することができるのだ。

旺太郎が向かった先はホストクラブ「ナルキッソス」で、お店のロッカーにあったはずのメモに何か痕跡が残っていないか確認しようとしたらしい・・・しかし旺太郎が不祥事を起こしてしまったせいで、お店は営業停止となっていた。

偶然お店に店長の辻がいたので入ることはできたが、旺太郎は落ち込みその場に座り込んでしまった。

するとキス女から旺太郎へお店に電話がかかってきて「堂島旺太郎、新聞読んだ。一人で2回目キスした場所に来て。全部話す」と言うが、旺太郎はただ単に狙われてるだけだと考え「また俺にキスするつもりだろ!」と怒鳴り散らすと電話は切れてしまった。

旺太郎は指定された2回目にキスされた路地裏に到着すると「来てやったぞ!キスできるもんならしてみろ!」と息巻いていると、背後から何者かにナイフで刺されてしまう。

旺太郎が振り返るとそこにはキス女の姿が・・・キス女は「あなた狙われてる・・・か、か」と話していると、旺太郎は気を失ってしまいキス女はキスをした・・・そしてその世界の旺太郎は死んでしまい7日前に戻った。

旺太郎の意識が戻った先は、並樹乗馬倶楽部の美尊の友達たちが来店してきたところ・・・つまり旺太郎が冤罪で捕まってしまう前で、店の控室に急ぎホスト・柿崎が毒入りドリンクを飲む前に止め病院送りを食い止め自分にふりかかるはずだったピンチを切り抜けることができた。

旺太郎は和馬とともに1月9日に「並樹乗馬倶楽部」の初乗り会に参加する。

あっという間に夜になるが美尊はまだ乗馬の練習中で、それを発見した旺太郎は和馬を残し、馬場に一人きりでいる美尊と話していると、馬場内に立てかけてあった大量の鉄骨が急に倒れきて旺太郎に直撃した。

鉄骨の下敷きになり頭から血を流し苦しんでいる旺太郎に美尊は「誰かいないの?!」と助けを求める・・・するとまたしてもキス女が現れ「どいて」と言って旺太郎にキスをした・・・そして時は遡っていく。

時が7日前に戻り、旺太郎はキス女が着ていたユニフォームからキス女の職場が「ナイトデリバリーサービス」というオードブル配達専門店の配達員だということが判明する・・・ヒロミという女店員を口説きキス女の正体が「佐藤宰子」という名前を教えてもらった。

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後日、住所も調べて教えてくれるという。

そうしていると旺太郎が以前「タイムリープ」について教えてくれた晴海に、旺太郎は道端でたまたま会う。

すると晴海は「(キス女は)見つけたのか?捕まえて警察に突き出すのか?タイムリープできるのに?まぁキス女にそんな力があったら(旺太郎のことを)殺しに来るっていうより、助けたことになるもんな」と話すが、旺太郎はキス女に殺されているだけだと考えその場を立ち去ってしまった。

そして旺太郎と和馬は1月9日に行われた並樹乗馬倶楽部の初乗り会に参加し、尊氏と対面し旺太郎は自分の名前を「源氏名のエイト」だと自己紹介する。

さらに旺太郎は尊氏が並樹グループを継げないことを知っていたこともあり「色々と知ってますよ・・・」と意味深な言葉を残し、その場を後にした。

その直後、尊氏は社長秘書の新井郡次に呼び出される・・・郡次は旺太郎が初めて並樹家に行った時、旺太郎のことを見て「どこかで見たことがあるかもしれない(その時はホストのエイトだと聞かされていた)」と気になり、旺太郎について興信所に調べさせていた。

すると旺太郎の本名や、父・旺が12年前の「海難事故」の船長だったということまで調べていた・・・これに対し郡次は「事故の真相を探ってるのかもしれない」という。

ここで尊氏は旺太郎が言っていた「色々と知ってますよ」という意味深な言葉を口にしていたことを思い出していた・・・少しずつ明らかになっていく真実の中で、旺太郎が知っていることと尊氏・郡次の思惑がズレて勘違いが生じはじめていた。

その頃、旺太郎に和馬から「ナイトデリバリーのヒロミちゃんから電話があって、キス女の住所がわかりました」という連絡があり、旺太郎は急いで駆けつけ和馬と合流しヒロミから聞いたという住所の部屋に入った。

すると部屋の奥には壁一面に貼られた旺太郎の写真・・・そしてその真ん中に真っ赤な字で書かれた「愛」という文字を見て、旺太郎が呆気にとられながら晴海の「殺しに来るっていうより、助けたことになるもんな」やキス女の「あなた狙われてる・・・か」という忠告が脳裏を巡った。

そして「かずま!」と旺太郎が振り返ると、そこにはナイフを持った和馬がいた。

和馬は旺太郎のことが「ずっと好きだった」が、旺太郎が女性とキスしたり「100億の女・美尊」の話をする度に嫉妬し、最終的に旺太郎と一緒に死のうと考えていたらしい・・・つまり旺太郎のことをたびたび狙っていたのは和馬で、キス女・宰子は旺太郎を救っていたことになるのだ。

とにかく和馬は旺太郎にナイフで襲いかかり、旺太郎は外まで逃げることができるが、結局追い詰められてしまい和馬に刺されてしまった。

するとそこに晴海が現れ「何をしてるんだ?」と言うと、和馬はその場から逃走する・・・そして旺太郎はその場に倒れてしまい、そんな旺太郎に晴海は「だから言ったろ。宰子は助けてるって」と言うと不気味に笑い転げていたが、晴海は警察に通報し旺太郎はなんとか一命を取り留めることができた。

 

その後1月11日になり病院に入院していた旺太郎だったが、ストーカーからボディーガードを頼んでいたはずの「小山内和馬」が本当のストーカーだったことが判明し、旺太郎は警察から聞き込みされ和馬は指名手配犯となる。

それ以上に旺太郎が考えていたのは「宰子のキスの力(7日前にタイムリープ)」で、旺太郎は「あの力は・・・使える」とつぶやいてニヤリと何か悪いことを考えている模様だ。

実は宰子は12年前の「海難事故」で旺太郎・光太の兄弟が発見した、頭から血を流し倒れている女の子だった。

宰子は事故後救助されたが心臓は止まっていたらしい・・・しかし奇跡的に息を吹き返し、その7日後意識を取り戻すまで回復する。

宰子は助けてくれようとした「あの男の子たちはどうなったんだろう?」と考えるが、それを知るのが怖くてあの時のことは誰にも言えなかったらしい。

そして宰子が中学校の頃、同学年の男子から告白され付き合うようになり交際は順調だったが、それから1週間後宰子がファーストキスを男子学生に奪われると男子学生はその場で苦しみだし、そして・・・死んでしまう。

さらに宰子も胸が苦しくなって、その場に倒れてしまった・・・気がつくと宰子はどういうわけか7日前の告白されている場面にいて、男子学生は宰子の顔を見るなりその場から逃げ出してしまった。

その後宰子は中学時代は「バケモノ扱い」されてしまい、それ以来宰子は人の目を避けるように生きてきたんだという。

そして22歳になった宰子が迎えたクリスマスイブの日、職場の「ナイトデリバリーサービス」が出入りしていたホストクラブ「ナルキッソス」で和馬が栄養ドリンク「トドメの馬並み」に毒を入れている様子を見てしまい、それを飲んだ旺太郎の命を救いたいと考えた。

そして旺太郎がトイレに入ったので、すかさず自分も男子トイレに入り「あ、あなた・・・死ぬ」と伝えキスをしタイムリープした・・・結果旺太郎は意識だけは生き延びることができるのだ。

旺太郎が入院中のベッド内で「宰子にキスされた後は、全て7日前に戻っている」ということを思い返していると、病室に指名手配中の和馬が現れ「俺も後から追いかけますから・・・一緒に逝きましょう」とナイフを突きつけてきた。

するとそこに「ナルキッソス」店長・辻がたまたまお見舞いにやって来る。

それに気を取られた和馬を突き飛ばしその場から逃げた旺太郎は、周辺警備にあたっていた警官に和馬の存在を知らせ捕まえようとするが結局は逃がしてしまった。

そうこうしていると旺太郎の電話に和馬から着信が・・・旺太郎は「和馬、諦めてくれ。お前の気持には応えてやれない・・・俺のことは忘れてくれ」と諭すが、和馬は「そんなことできるわけないじゃないですかぁ」とヘラヘラした口調で答える。

旺太郎は「だったら勝手に一人で死んでくれぇ!」と煽るように言うと、和馬はいきなり冷静になり「わかりました。だったらエイトさんが一番欲しがってるものを一緒に連れてきます」と言うと電話が切れてしまった。

旺太郎はすぐに「100億の女・美尊」のことだと気づき美尊の通う大学へ向かい、旺太郎が大学に着くと美尊が普通に歩いているのを見て、旺太郎は「無事だった」とホッとしていたのも束の間でその場にナイフを持った和馬が現れ、美尊の顔をナイフで切りつけ和馬は逃げてしまう。

結局、美尊は顔に大きな傷を負ってしまい「美尊を襲ったのは旺太郎の知り合い」だということを理由に、旺太郎は美尊の兄・尊氏や母・京子にも責められ「金輪際ウチの美尊には二度と関わらないで」と言われる始末・・・しかし旺太郎はこの窮地を宰子キスの力を使えば「まだ挽回できる」と考えていた。

そして旺太郎は宰子の職場のヒロミに宰子の住所を聞き出し、1月18日に宰子の家へと向かう・・・そしてついに旺太郎と宰子が対峙した。

旺太郎は宰子に「今まで俺のことを救ってくれてた」という予想を言って(全部当たり)「実は知り合いが俺の身代わりになって、和馬に襲われたんだよ・・・7日前に。(だから)もう一度キスしてくれ」と近寄るが、宰子は「もうしない・・・帰って」と断固拒否する。

しかし旺太郎は「成り上がるためなら、俺は何だってしてやる!」と、宰子に無理やりキスをするとその世界の旺太郎は死んだ・・・その直後無理やりキスされてしまった宰子も「アッ!!!」という叫び声を上げその場に倒れてしまった。

旺太郎の意識が戻ったのは1月11日で、入院中の病院のベッド・・・つまり美尊が襲われる前だ。

そして旺太郎が経験した通り、和馬が病室に入ってきて店長の辻が入ってきて・・・つまり和馬が向かうのは美尊が通う大学ということもわかっていた旺太郎は急いで大学へと向かう。

旺太郎は美尊と合流するが、やはりその場に和馬が現れナイフで襲いかかる・・・が突然辞書が和馬の手を直撃してナイフを落とした。

美尊と同じ大学に通っていた尊氏と寛之が旺太郎を見かけ追いかけてきていたのだ・・・そして飛んできた辞書も尊氏が投げた物だった・・・そして、和馬はそのまま逮捕されてしまう。

尊氏はとっさの判断で美尊を助け、母・京子からは「尊氏さんがいてくれて本当に良かった。これからも美尊のことを守ってあげてね」と褒め称えられ、旺太郎は「あそこには俺がいるはずっだったのに」と悔しがるのだ。

そしてそこにいた社長秘書・郡次のことが気になった旺太郎は、並樹乗馬倶楽部の美尊の友達たちに郡次のことを聞いていると並樹グループの家督についての秘密を知ってしまう。

実は尊氏は社長秘書・郡次の甥で並樹家の正当な長男ではなかった・・・つまり養子だった。

並樹尊と京子の間になかなか子ができなく焦った尊は尊氏を養子として引き取り育てていたが、その1年後には美尊が生まれた・・・だから並樹グループ・ホテル王の並樹尊は美尊の結婚相手を正式な後継者としたかったらしい。

旺太郎はその話を聞いて、以前聞いた美尊と京子の会話の中で「尊氏さんには並樹グループを継がせられない」という話とやっとつながり「そういうことだったのかぁ」と納得する。

ここで尊氏が旺太郎のことを呼び出し「もう美尊には関わらないでほしい・・・どうせ財産目当てんだろ」と旺太郎に告げると、「もう二度と妹さんには会いません」とスゴスゴ帰っていく旺太郎だったが、腹の奥では「ここで終わると思うなよ。挽回してやる」と目をギラギラさせていた。

翌日の1月12日、旺太郎は宰子の自宅へ行きキスをしようと試みるが、宰子は旺太郎の動きを見抜いていたようでまんまと逃げられてしまうのだ・・・旺太郎は「絶対奪ってやる、その唇」と(クズの)闘志を燃やす。

宰子とキスをして7日前に戻ろうと必死になる旺太郎に、「(前にキスした時は和馬に襲われて旺太郎が)死ぬのがわかってたから」と拒み続ける宰子・・・しかし結局宰子は旺太郎に騙されキスされてしまい、7日前に戻るのだった。

旺太郎が意識を取り戻したのは、1月11日の美尊が通う大学で和馬に襲われるちょっと前・・・旺太郎が宰子とキスできたのは1月18日で、挽回するまでギリギリ間に合うことができる。

そして和馬に襲われるが、旺太郎がかばい刺されてしまう・・・しかし旺太郎は辞書をお腹の中に隠して刺されたフリをしていただけで、旺太郎は美尊を助けたのだ。

そして和馬は無事逮捕され狂気は去った。

旺太郎は美尊の母・京子から「本当にありがとうございました」とお礼され、郡次は「あの男(旺太郎)には要注意だぞ。もし12年前の海難事故の真相を探ってるとしたら・・・」と尊氏に囁いていた。

尊氏は「証拠はどこにもありません」と断言するが、12年前「誰にも見られないよう、これを破棄してくれ」と並樹尊社長から郡次に指示が出されていた・・・「クルーズ船の防犯カメラのテープ」だという。

実は郡次はこのテープを処分せずに長い間隠し持っていたのだ・・・そしてこれを使い郡次は尊氏をコントロールして、自分が並樹グループの「副社長の座」につくことを計画していたのだ。

翌日の朝刊では「歌舞伎町ナンバーワンホストが暴漢を撃退!」という見出しで報じられ、旺太郎は世間からも褒め称えられることになる。

旺太郎は宰子の「キスの力(タイムリープ)」を「神の力」と崇め、宰子に対し「お礼の意味」も込め無理やり食事に誘い出すと、旺太郎は「キスの能力」について色々と質問して「俺たちは何度失敗しても100%挽回できる人生を手に入れたんだ」とあたかも宰子が自分の仲間であるかのように言った。

そして実は旺太郎が全然きらびやかな生活なんかしていないことを自ら暴露し「俺たちは似た者通しなんだよ。お互いに足りないものを補える・・・キスをしてくれる度に、宰子の願いを一つ叶える」と「キスの契約」を持ちかけるが、やはり宰子はその申し出を断る。

旺太郎は「二人で幸せを手に入れないか。俺を救ったことを意味のあるモノにしてやる」と宰子を必死に説得しようとするが、それでも宰子は「キスの契約」を破棄してその場を後にする。

その頃並樹グループ社長・並樹尊が危篤状態だと連絡が入り、京子・尊氏・美尊、そして郡次の4人で病院へ向かおうとしていた。

その間で尊氏が一人になったスキを見て郡次が「12年前の海難事故の証拠」だと防犯カメラのテープを見せ「尊氏、美尊さんと結婚して並樹グループを継げ。そして俺を副社長にしてくれ(おそらく脅している)」と言った。

そして尊が入院している病院に向かう車中で尊氏は「母さん、もし父さんが亡くなったら籍を抜いて養子を解消するつもりです。そして美尊、結婚しよう」とプロポーズするのだった。

 

並樹尊は危篤状態になってしまうが、とりあえず一命は取り留めることができた・・・それでも意識は戻らない・・・その後は「京子・尊氏・美尊」の3人で交代しながら、見舞いも兼ねて尊の状態を見ることにする。

旺太郎は尊氏が美尊にプロポーズしたことを美尊の友達の奈緒から聞いて、さらに美尊もそれを受け入れたことを知った。

その事実に旺太郎は「挽回してやる。神の力で」と、宰子とキスをしてタイムリープすることを心に誓う。

キスのチャンス=決行日は尊氏が美尊にプロポーズした時より前に戻るためには、1月18日・・・「つまり明日だ」と気張っていた。

旺太郎は宰子の職場「ナイトデリバリーサービス」を利用し、宰子をビルの屋上へとおびきだすことに成功する・・・そして宰子にキスさせるべく、「死ぬ前にキスしてくれ・・・俺はお前を信じてる!」自ら屋上から飛び降りる。

宰子は地面に叩きつけられ頭から血を流しいている旺太郎のことを「狂ってる」と考えるが、「人の命を救うためにならキスをする」という宰子の信条は変わらなかった・・・旺太郎は宰子にキスされ、その7日前まで意識は戻るのだ。

旺太郎の意識は1月11日和馬から美尊のことを守り、母・京子からお礼されているところ・・・旺太郎の狙い通り、尊氏が美尊にプロポーズする前。

そして前の世界ではここで美尊と別れていたが、ここで旺太郎が「その前にちょっといいかな・・・美尊さん、僕と結婚してください」とまさかのプロポーズ・・・尊氏に対する先制攻撃が決まる。

まだ付き合ってもいない旺太郎の言葉に美尊は戸惑うが、旺太郎は「もちろん今すぐ結婚してほしいなんて言わないけど、僕はそれだけ真剣だってことを知ってほしかったんだ」と美尊に対してその場を繕うのだった。

そしてその後、旺太郎と美尊は次第に仲を深めていき、「旺太郎の幼なじみ」だという女性の結婚式にまで一緒に参加するほど。

しかしこの「旺太郎の幼なじみだという女性の結婚式」自体が美尊のことを落とすための旺太郎のクズ作戦の一つで、自分が囲っていた客(女)に演じさせた猿芝居なのだ。

この女性は「旺太郎は小学区生の頃両親が強盗に襲われてしまい、それ以来天涯孤独になってしまった」と美尊に嘘を吹き込み、この結婚式後には旺太郎本人が嘘をつき「かわいそうな男」を演じる。

まんまと旺太郎の策略にハマってしまった美尊は、この後どんどん旺太郎に惹かれていくこととなった。

後日、美尊から旺太郎に電話がかかってきて、「パパ(並樹尊)が目を覚ましたの・・・お兄ちゃん(尊氏)から連絡があったの」と目を覚ました並樹尊はすぐに苦しみだしてしまうが、その場に尊氏が居たこともあり助かったんだという。

そんな連絡を受けた旺太郎は「良かった~。お義父さんがよくなったら、挨拶させてほしいな」と言って美尊を送り出した。

一方で宰子は心優しかった唯一の肉親である祖母が、入所中の老人ホームで亡くなったという報せを受け飛んでいくが、祖母の最期を看取れなかったことを心から悔やんでいた。

宰子は亡くなってしまった祖母の遺品を自宅へ持ち帰り、悲しみに暮れながらあることを思いついた・・・時間が戻れば最期に祖母と会えるとに気づいて、旺太郎のところへ急いだ。

その頃旺太郎は橋の下で晴海と偶然出くわし、世間話をしていると旺太郎の目の前に宰子が急に現れ「キス」をした。

そしてその世界では二人とも倒れて死んでしまうが、晴海はそんな出来事を目にしても驚かず「戻ったか?」と冷静にコメントする・・・。

旺太郎の意識は7日前にタイムリープしてしまい戻ったのは1月14日で、美尊に猿芝居を演じた「偽・結婚式」の直後だった。

この後美尊は旺太郎と食事に向かう予定だったが、旺太郎は「何で急にキスをして時間を戻したのか」宰子に問い詰めるため、美尊に「急用を思い出した」と言い残してその場を足早に立ち去った。

旺太郎は宰子の自宅に到着すると、部屋の隅で宰子が泣いているのを見つけ「誰か死んだのか」と勘が鋭く察する・・・宰子は祖母がもうすぐ死ぬことを告げると、旺太郎は「じゃあ早く会いに行けばいいだろ」と言った。

宰子は「会っても死ぬ」と言う・・・祖母の最期を看取るのが怖いのだ。

旺太郎はそんな宰子に「何もしないなら時間を戻すな。キスの無駄使いだ」と憎まれ口を叩くと、宰子は「行ってくる」と勇気を振り絞り祖母の最期を看取ろうとしていた。

宰子は祖母の老人ホームに行くと、祖母は「宰子かぃ?よく来てくれたねぇ」と再会を喜ぶ二人がいた。

宰子の祖母は「(時間を戻す前よりも)長く生きてる」らしく、おそらく宰子に会えたおかげだろう。

宰子のキスの力は「12年前の海難事故」で一人だけ生き残った罰だと考えていたようだ・・・つまり宰子は兄弟の男の子たち(旺太郎と光太)は海水に飲まれて亡くなってしまったと考えていたことになる。

その頃郡次は「早く美尊さんにプロポーズしろ!あんな男に彼女を奪われていいのか」と尊氏に言うと、尊氏のプライドに傷をつけられてしまう。

尊氏が意識がない状態の父・尊のそばで付き添っている時に突然目を覚ます・・・そして「尊氏、私が死んだら美尊を支えてやれ。約束を忘れるな。返事は尊氏?」と言われ、尊氏にとって忘れがたい記憶を完全に思い出していた。

12年前の海難事故当時、尊氏は「血は繋がっていなくても愛で家族は繋がっている」と信じていた・・・まだ小学生だった尊氏はクリスマスプレゼントに金属製の置物をもらう。

そんな尊氏は尊敬する父・並樹尊の口から「尊氏に並樹グループは継がせない・そもそも美尊が産まれるとわかっていたら尊氏を養子にはしていない」と家族内差別とでもいう言葉を聞いてしまい、クルーズ船の機関室で一人泣いていた。

そして自暴自棄になった尊氏はプレゼントでもらった金属製の置物を投げつけ、それがクルーズ船の動力部分にあたってしまい爆発し、船は沈んでしまうのだ・・・つまり「海難事故の犯人」は尊氏で「懲役5年・賠償金3億」という刑がくだった旺太郎の父・旺は冤罪だったということになる。

このクルーズ船内の機関室の防犯カメラに尊氏がやった一部始終が映っていた。

その映像を並樹尊が尊氏に見せ「このテープは処分させる・・・お前(尊氏)にはない不自由ないせいかつをさせる。その代わり『美尊のことを陰で支えていく』ということを約束しなさい。返事は尊氏!」となかば脅しのような約束をさせられていた。

そして現在、尊氏は「あの証拠の防犯カメラのテープは叔父(郡次)が隠し持っていました。それをネタに『美尊と結婚して社長になれ』と脅されました・・・何も心配はいりません。美尊のことはちゃんと守ります。並樹グループも僕に任せてください。籍を抜いて美尊と結婚する予定です」と約束は守らずとも果たすことになるということを伝え・・・

陰で支える人生なんてウンザリだ・・・これからは好きにさせてもらう

とそれ以来尊氏が牙をむくことになる。

それを聞いた並樹尊は「た、たかうじ・・・」と苦しみだし、胸を抑えたまま絶命してしまった。

タイムリープ前の場合は並樹尊が目を覚まし苦しみだしたが、尊氏が居たこともあり命は助かったはずだった・・・しかし今回は旺太郎の狙い通りにはならなく、尊氏が暗躍するようになっていくようだ。

尊氏は並樹グループ社長・並樹尊が亡くなってしまったことを受け、籍を抜き養子を解消した上で「美尊、結婚してくれ。そして僕が会社を継ぐ」と言って、さらに旺太郎の正体が「12年前、クルーズ船を沈めたの船長」の息子だと明かした。

これで美尊には旺太郎の両親が「強盗に襲われて死んだ」というのが嘘だったとバレてしまうのだ。

そして並樹グループの役員会では尊氏が社長になることが承認され、鋭い目つきで幹部たちを引き連れて先頭を歩く・・・そして「もう戻れない・・・戻るつもりもない」と野望を抱いていた。

その頃宰子は祖母が亡くなってしまい遺品を自宅に運んでいると、前に晴海の前で旺太郎にキスをした橋の下にさしかかる・・・するとまた晴海がいて「前にもここで会ったことある?」と聞いてきた。

宰子は突然現れた晴海に驚き「会ったことありません」と言って、そのままその場を走り去ってしまう・・・晴海は何か「キスの秘密」について知っているようだ。

 

並樹グループ社長・並樹尊が亡くなり尊氏が美尊にプロポーズをし、並樹グループを継承することになった尊氏だったが、美尊は「父が死んでから、兄は変わった」と強く感じながらも、旺太郎のことも嘘がバレてしまい「もう信じられない」と考えるようになっていた。

1月24日、寛之が尊氏に「本当に美尊と結婚するんですか?・・・プロポーズは純粋に美尊のことを思ってのことですか?」と何か言いたげな様子・・・すると旺太郎もその場に現れ「(並樹グループの)社長になるためですよね!?」と尊氏を非難するように言い放つ。

すると尊氏は「美尊に婚約披露パーティーのことを説明してくる」と、周囲には本気をアピールしつつも何か企みがあるかのように旺太郎に向かってニヤリと微笑を浮かべてその場を後にした。

旺太郎は「挽回してやる!」と、また宰子の「キスの力」を頼りにするのだった。

一方で宰子は祖母の遺品を見ながら、祖母から言われた「幸せになってね」という言葉を思い返していた・・・するとそこに旺太郎がやってきて、突然キスをせがんできた。

旺太郎は「(並樹尊の)死期が早まって、100億(美尊)の態度が180度変わった・・・その原因を突き止めて元に戻す」んだという。

「でも、今は無理」だとキスを拒む宰子に、「でもこれは契約だから」と言って旺太郎は無理やり宰子にキスをしてタイムリープし7日前、並樹尊が1月20日の亡くなってしまう前まで戻り、並樹尊が尊氏の前で胸を抑え苦しみだすが、旺太郎が医師たちを呼び一時期は命を吹き返す・・・しかし結局亡くなってしまう。

そして美尊と母・京子がやってくると、尊氏は「養子を解消します・・・美尊、僕と結婚してくれ」と旺太郎がその場にいるにも関わらずプロポーズした・・・そして旺太郎が「12年前の海難事故の船長の息子」であることも暴露する。

旺太郎は「あの嘘がバレたせいで、美尊の態度がいきなり変わった」んだと気づくのだ。

旺太郎は「時間を7日戻したくらいじゃ、何も変わらない」と何か良い方法はないかと考え始めた・・・そして寛之が1月24日に尊氏に何か言いたげな様子だったことを思い出し、寛之が何か知ってるのかもと頭をよぎるのだった。

そして二度目の1月24日になり、旺太郎は陰から寛之と尊氏のやり取りを見守っていると、尊氏は「美尊の気持ちが最優先だが、先代が築いてきた会社も守らなくちゃいけないんだ」と言ってその場を去っていく。

すると陰からひょこっと旺太郎が顔を出し寛之に「尊氏が美尊さんにプロポーズした本当の理由を知ってるんじゃないか?」と質問するが、寛之は何かを知っているようだがやはり簡単には教えてくれない。

寛之は偶然郡次と尊氏の会話の様子を見てしまう・・・それは郡次が「副社長というポストに就けるようにしてほしい」と一本のビデオテープを散らつかせ、尊氏を脅している会話内容だったが、このことは誰にも言えずにいたのだ。

旺太郎は「クズ」と言われ続けても「カネ」を稼ぐことだけを考え前に進み続けてきたが、そうなったのもやはり12年前の「海難事故」で行方がわからなくなっている弟の光太のことを思ってのことだった。

旺太郎はもっと「現実を見ないとダメだ」という観点から、弟・光太のことを忘れようとしていたのだ。

しかし旺太郎の母・光代が光太は生きてるはずだと考え、やることなすこと旺太郎が描いている画と正反対のことをやる光代にほとほと愛想が尽きていた。

そんな母・光代が急に旺太郎の部屋に勝手に入って、あつかましいほどの世話を焼いてくる。

旺太郎はその母の姿を見て「俺が人生変えようと必死になってんだからさ・・・頼むから消えてくれ」と頭を抱え嘆いていると、光代はそんな旺太郎の姿を見て何も言わず、部屋から出ていった。

後日、旺太郎は寛之を訪ね「美尊の不幸な結婚」について話し、「尊氏の秘密」を聞き出すことに成功し、どうにかビデオテープを入手することを企んでいた。

1月27日、尊氏と美尊の「婚約披露パーティー」が行われるが、美尊は旺太郎のことがなんだか気になっていた。

そして美尊の控室に現れた旺太郎は美尊に「嘘ついててゴメン・・・本当はもっと過酷なもので・・・」と12年前の海難事故で弟を亡くしてしまったことや、その後旺太郎の家族はバラバラになって「孤独」になってしまったことなど真実を語った。

その上で「お義兄さん(尊氏)には秘密があるから、あとで教えてあげる・・・それを(美尊が)知れば未来を変えられるかもしれない」と旺太郎は美尊に、今回のプロポーズには何か陰謀が絡んでいる可能性があることを暗にほのめかした。

その頃、旺太郎の母・光代が階段から落ちて頭を打ってしまうという事故が起き、光代は「意識不明の重体」となってしまい「今すぐ病院に来てほしい」と旺太郎に連絡が入る。

旺太郎が出した答えは・・・「悪いけど今は行けない」だった。

旺太郎はビデオテープを郡次から奪うため、客の女を使い作戦はあっさりうまくいって「尊氏の秘密」(旺太郎はこの時はまだスキャンダルか何かだと思っている)が入っているというビデオテープ奪取に成功した。

そして母・光代は結局亡くなってしまった・・・するとそこにホストクラブ「ナルキッソス」でエイトの母が亡くなったことを聞いた宰子がやってきた。

宰子は「時間を戻せば助けられる」と言うが、旺太郎は「そんなことしなくていいよ・・・」とつぶやいてその場を後にする。

自宅に戻った旺太郎は早速ビデオテープを再生し中身を確認すると、旺太郎にとっては意味不明な映像が流れる・・・一人の少年(幼い尊氏だが旺太郎はわからない)が金属製の物を投げつけ、それが何かの動力部分にあたってしまい爆発する映像だ。

旺太郎は決して「スキャンダル」とは言えない映像に、旺太郎はガッカリするが、後日旺太郎の携帯に郡次から連絡があり「ビデオテープを200万で買い取りたい」と取引をしようと言ってきた。

旺太郎は「とりあえず直接話せませんか?」と映像の謎を紐解こうとし、待ち合わせ場所に向かった。

すると通り道で宰子が現れ、「腐った過去とは縁を切りたい」と言う旺太郎に向かって・・・

過去はダメでも、未来は変えられるかもしれない

という言葉をかけた。

すると旺太郎は母の命のある未来に変えるため、今手にしているビデオテープを一度手放すことを決意し宰子にビデオテープ奪取作戦を託してキスをした。

戻った1月27日、旺太郎の母・光代が階段から落ちる前に旺太郎が駆けつけ、事故を防ぐことができた・・・旺太郎の目からは涙が溢れる。

そして死を免れた光代から12年前の海難事故の「原因は機関室からの故障で、その映像だけ消えていた」ということを聞き、旺太郎の頭の中にはあのビデオテープの映像が流れる・・・そこで「映っていた少年=幼い頃の尊氏」で「クルーズ船沈没の犯人=尊氏」と色々とつながり始めるのだ。

旺太郎が尊氏と美尊の「婚約披露パーティー会場」に入り、ビデオテープ奪取作戦はうまくいったのか確認しようと宰子を捜していると、尊氏と布袋に捕らえられた宰子の姿を発見する。

そして尊氏は「彼女が叔父からビデオテープを奪ってくれたおかげで、手に入ったよ」と炎の中にビデオテープを投げ入れ燃やし、「お互いこれでお開きにしよう」と言って悪そうにほくそ笑んでいる。

宰子は布袋に連れ去られてしまい、ビデオテープも燃えてしまった・・・後がない旺太郎は美尊の心を信じるしかないと考え婚約披露パーティー会場にいる美尊のところへ向かい、美尊の前に来ると突然キスをした。

そして旺太郎は「前に進めば未来は変えられる・・・君なら変えられる」と言うと、美尊はマスコミたちや尊氏のことを一度見るが、旺太郎を選び今度は美尊の方からキスをし二人は見つめ合う。

母親の命を救うためにタイムリープしたことで、12年前の沈没事故の証拠のビデオテープを真犯人の尊氏に燃やされてしまった旺太郎だったが、逆に美尊の気持ちを手に入れ、尊氏と美尊の婚約披露パーティーの壇上でキスを交わし現場を騒然とさせるのだ。

そしてそんなことをやってしまった旺太郎はさすがに警備員に捕まってしまうが、尊氏の横を通る時に「まだお開きにはさせませんよ」と皮肉をつぶやく。

さらに郡次が尊氏のところへやってきて耳元で「マズい、ビデオテープが盗まれた」とやってくるが、尊氏は「ビデオテープは処分しました・・・叔父さん(郡次)の副社長の椅子も処分されたということです」と冷たく言い放ち突きはなした。

こうして「婚約披露パーティー」は中止となり、グダグダな終りを迎えてしまう。

数日後、旺太郎は興信所の根津を使い、並樹グループの前社長・並樹尊が「クルーズ船沈没」の真犯人である尊氏の罪を揉み消すために関係者に手を回していたことを突き止め、さらに旺太郎の父・旺に罪をなすりつけるため不利な証言をしていた人たちのリストも手に入れれる。

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そして、冤罪で服役後行方不明になっていた父・旺の居場所が香港にいるという情報もえることになり、旺太郎は旺からも話を聞くため消息を追って香港へ飛んだ。

一方、美尊は尊氏への不信感と旺太郎への思いが募り、変えることのできない自分の運命を悲観していた・・・そしてそんな美尊を寛之は複雑な思いで声もかけられずに、ただ見つめていることしかできないのだった。

2月1日、旺太郎は父に会うためわざわざ香港まで飛んだが、そう簡単には旺のことを見つけられないない・・・しかし父が自分の冤罪を証明するビデオテープのコピーを探していたこと、そしてクルーズ船の運営会社を営む寛之の父が尊氏の罪のもみ消しに協力していたという情報を掴む。

旺太郎は早速長谷部に連絡をしビデオテープの内容(クルーズ船沈没の真犯人は尊氏)を教え、さらに寛之の父が尊氏の罪のもみ消しに協力していたという情報をもとに「ビデオテープのコピーを探せ」と言うと、寛之は「嫌だね、断わる」と突っぱねてきた。

すると旺太郎は「俺がビデオテープを見つけだして、尊氏と一緒にお前の親父も潰してやるから覚悟しておけ!」と脅迫すると、寛之は焦って「探すよ!探せばいいんだろ」と脅しに屈することになる。

旺太郎は寛之に「1週間やるから死ぬ気で探せ・・・もし見つけられなかったらお前に地獄を見せてやる」と追い打ちをかけ、寛之にビデオテープのコピーを探させることになった。

しかし2月8日になり、1週間経ち帰国した旺太郎を待ち受けていたのは寛之が海で亡くなったという悲報だった。

寛之の遺体が着ていた衣服からは、ビデオテープらしきものは出てこない・・・しかも最近は並木乗馬倶楽部のメンバーも1週間近くは会っていないという。

いろんな状況から旺太郎は自分の脅迫のせいで気の弱い長谷部が自殺してしまったと考えていると、美尊から寛之が亡くなる7日前に会った時ビデオテープを持っていたと情報を聞き、宰子とキスをして7日前に遡った。

そして、旺太郎はビデオテープのコピーを持った寛之に会うが、寛之は「行くところがあるんだ」と言ってビデオテープを持ったまま走り去ってしまう。

寛之はビデオテープのコピーを父の書斎から見つけ、内容を確認すると旺太郎の言うとおり「幼い頃の尊氏が金属製の置き物を投げつけ、それがクルーズ船の動力部分に当たり爆発する映像」だった。

つまり、クルーズ船沈没の真犯人は尊氏だという証拠だ。

しかしその後何度タイムリープをして旺太郎が寛之と関わって状況を変えようとするが、なぜか寛之の自殺を食い止めることはできない・・・そこで旺太郎は寛之の死が自殺ではなく他殺ではないか、しかも「尊氏が関わってる」という疑惑を抱く。

そして2月7日の夜、尊氏と寛之が会う約束をしたという情報を聞いて、旺太郎は寛之の遺体が見つかった海の埠頭で会い話し合うのではないかと考え、そこで待つが誰も姿を現す様子はなかった。

一方、宰子は旺太郎のことを「ただのクズ男」だと思っていたが、過去とは縁を切りたいと言いながら母を助け父の罪を晴らそうとする旺太郎の姿を見ていて、宰子の感情は自分でも気付かないうちに少しずつ変化してくる。

そうしていると道端で春海と遭った宰子は、晴海に「同じ時間を繰り返すと元の出来事が抵抗して自分に降りかかってくる」と不気味なことを言われる。

旺太郎は再度7日前に戻りどうにか寛之の死を止めビデオテープのコピーを手に入れようと必死になっていると、寛之の上着から「馬の餌」が出てきたことを知り「もしかしたら寛之は並樹乗馬倶楽部で殺されたのかもしれない・・・」と予想していた。

そこで旺太郎は宰子の「キスの力」を使おうとするが、宰子は晴海に言われた言葉に妙な胸騒ぎがして、キスを拒み旺太郎と自分がタイムリープを止めようとし・・・そんな言い合いをしていると旺太郎が宰子の祖母の遺品の中にあった弟・光太が海難事故時に履いていた靴を発見する。

そして旺太郎が海難事故時に助けた女の子=宰子で、海難事故時に助けてくれた兄弟の一人=旺太郎だと二人は完全に察し、お互い無言だったがその時のことがフラッシュバックされるのだ。

宰子は「あなたは生きててくれた・・・良かった」と涙を流し喜ぶ一方、旺太郎は「良かった?命があるだけ良かった・・・生きてる方がよっぽど辛かったよ!」と怒りをぶつけた。

二人の反応はまるで正反対だったが、旺太郎はその凄惨な過去を払拭するためキスをしてタイムリープしようとするが、宰子は「戻ったら危ない」と必死にキスを拒む・・・しかし結局抵抗しきれずキスをして7日前に戻った。

戻ったのは2月7日の夜で、旺太郎は真っ先に並樹乗馬倶楽部へ走り、宰子は意識が戻るなり涙をポロポロ流しながら乗馬倶楽部へ急いだ。

並樹乗馬倶楽部で寛之はやはり尊氏と待ち合わていたようで、ビデオテープのコピーを手に尊氏の本音を聞こうとしていたらしい・・・しかしそこに現れたのは全身真っ黒で顔も覆面で隠していて誰かはわからない姿をした男。

寛之を後ろから羽交い締めにしていると、そこに旺太郎がなんとか間に合い助けに入るが、覆面の男はハンマーのような鈍器で襲ってくる・・・しかし旺太郎はなんとかギリギリでかわしていたが、ついに追い詰められてしまった。

そこに辿り着いたのが宰子で、旺太郎を助けようとするが所詮は女性・・・簡単に吹き飛ばされてしまいそのまま意識が遠のき、その間に旺太郎がハンマーで後頭部を殴られてしまい血を流し倒れてしまった。

そして覆面の男は寛之の手からビデオテープを奪い逃走した・・・実は犯人は布袋で、布袋は黒幕である尊氏の指示で動いていたのだ。

さらに尊氏は郡次に「少し面倒なことが起きたようなので力を貸してもらえませんか?・・・副社長の椅子を用意します」と権力を行使して暗躍していく。

一方で、頭から血を流し倒れている旺太郎に寛之が呼びかけるがダメ・・・意識を取り戻した宰子がキスをして戻ろうとしてもダメ・・・旺太郎はすでに絶命していた。

宰子はすでに命が尽きている旺太郎に何度もキスをするが、やはり意味がなく宰子は「戻ろうよ」と泣き叫ぶのだった。

生き残った寛之は、覆面の男に奪われたビデオテープの存在を警察に隠そうとする尊氏が事件の黒幕ではないかと不信感を募らせていた。

そして、旺太郎の突然の死に悲しみを隠せない様子の美尊は、自分の気持ちを無視して急ピッチで結婚の話を進めようとする尊氏と母・京子に憤りを覚えていた。

尊氏は郡次に「ホストの協力者の女性(宰子)について、詳しく調べてほしい」と指示を出していた。

そんな中、美尊は寛之が尊氏に事件の真相を詰め寄っている場面を見てしまい、その時の寛之に対する尊氏の凶暴な一面を目撃してショックを受けてしまう。

宰子は12年前の事故で旺太郎の弟の命を犠牲にして、自分が生き残ってしまった意味を考えながら「旺太郎の命を救う」という結論に達し、2月14日の夜(旺太郎が死ぬ7日前)並樹家に潜入し美尊にキスをし、美尊の意識と一緒にタイムリープした。

宰子が美尊を選んだ理由は「旺太郎のことを想ったままの美尊」でいてほしかったんだという。

美尊は「見知らぬ女性(宰子)にキスされたこと」や「7日前に戻った(?)こと」などを「夢」だと考え日々を過ごす。

宰子はとりあえず2月7日の夜に戻って、並樹乗馬倶楽部に向かい覆面の男から旺太郎のことを守ることができた・・・しかし結局は寛之がハンマーで頭を殴られ意識不明の重体、しかもビデオテープも奪われてしまった。

そして宰子のことを「12年前の事故で旺太郎の弟の命を犠牲にして、自分が生き残ったヤツ」とだけとらえ怒ったままの旺太郎に対して、宰子は美尊にキスをしタイムリープして旺太郎の命を救ったことは言えずにいた。

旺太郎はこのドタバタの中で覆面の男の顔を見て、犯人の正体が布袋であることを突き止めていた・・・尊氏を追い詰めるために布袋を脅して味方につけようと画策するが、布袋が幼い頃イジメられていたところを唯一助けてくれたのが尊氏なんだという。

布袋は尊氏のことを「神」と崇める「尊氏信者」だったのだ・・・そこで2月7日の夜尊氏に「会社でビデオテープを渡した」と聞いた旺太郎は、タイムリープして挽回することを考えていた。

そうしていると宰子が旺太郎の前に姿を現す・・・そして自分の連絡先を差し出しながら「時間を戻したくなったら、いつでも駆けつける」と言った。

旺太郎はそんな宰子のことを見て「何のサービスだよ・・・12年前の償いのつもりか?」と言って、宰子から連絡先を奪い取り「こんなもんで罪悪感から逃げられると思うなよ・・・一生使い倒してやる!」と吐き捨てるように言った。

それでも宰子は「美尊にキスをしタイムリープして旺太郎の命を救った」という事実を話せずにいたのだ。

並樹家の人間関係を嗅ぎまわる旺太郎の部屋の外には怪しい人影が・・・実はそれは10年間失踪していて日本に戻ってきていた旺太郎の父・旺だったが、旺太郎に近づこうとする目的はまだハッキリしない。

その頃並樹グループの会社では、宰子のタイムリープの秘密を知っている様子の謎のストリートミュージシャン・春海が突然尊氏の前に現れ「簡単に過去に戻れる人間がいるって知ってる?失敗しても何度だってやり直せるんだからさ、人生を」と気味の悪いことを言ってくる。

さらにその不気味な言動に尊氏がおののいていると、晴海は「たいてい曙橋の下にいるから遊びに来てよ」と言って、宰子の中学時代の写真を尊氏に渡した。

尊氏は晴海がさっき言っていたのは「旺太郎の協力者の女(宰子)の正体のことなのか?」と疑いの眼差しを送っていた。

さらに郡次が「旺太郎の協力者の女の正体」を調べ上げ、宰子のいろいろな情報の詳細が判明する・・・そして宰子が「12年前のクルーズ船」に乗客していたことも発覚し、尊氏はそれを知って晴海が言っていた言葉が頭の中をグルグル回っていた。

旺太郎が美尊の信頼を得るため「今日でホストを辞める」と一緒にホストクラブ「ナルキッソス」まで来ていた。

するとそこで美尊の口からある「夢」の話をされ、夢の中では「寛之が重傷を負うのではなく旺太郎が死んでいた」という話を聞いて、旺太郎は実は自分が殺されていたが、宰子の策で命を救われていたんだと察し、美尊を置いてお店を飛び出し宰子のもとへと急いだ。

影で自分の命を助けていた宰子は、ただ旺太郎の幸せを願い美尊にキスをしていた・・・さらに「生きてるほうが辛いなんて言わないで・・・あなたが幸せになるまで何度でもキスする」という思いで・・・

それ(旺太郎が幸せになること)が私が生き残った理由だと思うから、私はそれを自分の幸せにする・・・私、あなたが幸せになるための「道具」になる

んだという。

宰子の健気すぎる決意を知った旺太郎は、ただただひたすら宰子のことを抱きしめた。

すると旺太郎のことを追いかけてきた美尊に旺太郎と宰子が抱き合っている姿を見られてしまう・・・しかも美尊は「その人・・・夢で見た」とうっすら気づいてしまった模様。

その頃、尊氏は曙橋の下にいるという晴海を訪ね「この写真の女と堂島旺太郎は、12年前のある事件でつながってました。過去へ戻れるってどういう意味ですか?」と見下すように聞くのだった。

 

旺太郎は宰子のことを抱きしめた姿を美尊に見られたことに気づき、宰子のことを面倒を見ている遠い親戚だと紹介するが、それでも美尊は「夢の中(タイムリープ)でキスされた」とどこか疑っている様子だったが旺太郎は得意の虚言でなんとかゴマかした。

すると美尊は「結婚を前提に私と付き合ってください」と旺太郎に告白してきた。

旺太郎は照れ笑いをしながら「ありがとう(YES的な意味で)」と答えると、美尊も笑顔になり「旺太郎と一緒なら、どんなことでも乗り越えられる」と旺太郎の手を握りながら言った。

そのイチャイチャムードにその場いた宰子は、気まずい感じで見ないふりをしていたがどこかいたたまれない感情を抱いていた。

一方で、旺太郎に協力している宰子の正体を春海から明かされた尊氏だったが、意味のわからない言葉になんだかはぐらかされたように感じてしまい、その場を後にする。

尊氏は宰子の秘密を知るために、美尊と旺太郎の交際を応援するふりをして、旺太郎と宰子を食事をしに並樹家に招くことになった。

布袋に襲われ、いまだに意識の戻らない寛之の病室の周りには旺太郎の父・旺が現れていた・・・そしてそのことを寛之の監視のために郡次が病院に送り込んでいた看護助手からの報告で、尊氏にまでその情報がバレてしまう。

さらに郡次には悪巧みがあるようで、旺を利用して旺太郎をつぶそうと考えていたのだ。

そんな中宰子と共に並樹家を訪れた旺太郎だったが、母・京子に挨拶をしながら美尊に婚約指輪を渡し尊氏の前で結婚へのアピールをする・・・しかしなぜか余裕を見せる尊氏。

しかも旺太郎には一切話しかけずに、宰子にばかり質問をし執拗に探りをいれてくるので、旺太郎は不信感を募らせていた。

そして翌日、旺太郎のもとに寛之が病室で殺されたという連絡が入り、なんと犯人として捕まったのは旺太郎の父・旺だった。

なんでも一人の看護助手(郡次が送り込んだスパイ)が朝、寛之の様子を見に病室に行ったら、男がナイフを握りしめていて慌てて取り押さえその場で通報したんだという・・・その男が堂島旺だったのだ。

この旺が殺人犯だという事件を受け、美尊は旺太郎との結婚に反対する声が高まる中、尊氏の「美尊さえいてくれれば、それ以上僕は何もいらない・・・心から幸せだ思えるような人生を送ってほしい」という心から溢れ出てしまったような優しい言葉に揺れる。

一方、自分の幸せの邪魔ばかりする父親に激しい怒りを感じる旺太郎は旺のいる警察署に行くと、旺は「俺は、刺してない」と無実をアピールする。

旺太郎は宰子から「タイムリープをして旺の無実を証明して助けよう」という提案されるが、旺太郎はなかなか受け入れられずにいた・・・旺が沈没事故での服役後、自分たちに何の説明もなく姿を消した長年の怒りに苦しみ、旺太郎は父を助けるべきかどうかを悩んでいた。

そして、旺太郎は覚悟を決める。

尊氏はなんとしてでも宰子の秘密を暴こうと宰子のアパートに訪れるが、そんな尊氏の前に現れたのは父の無実を証明するため、タイムリープしようと宰子のもとに来た旺太郎だった。

旺太郎と宰子は「戻る」というワードを連発し、尊氏が何の会話をしているのか疑問に思っていると、二人はキスをし旺太郎は尊氏の目の前でタイムリープする。

そして旺太郎と宰子の意識は寛之が殺される直前の病室へと急いだ。

二人が病院に着くと、病院スタッフとぶつかってしまう・・・それは郡次が送り込んだスパイの看護助手だったが、寛之が殺されてしまった凶器のナイフを持っているのを見てしまい、旺太郎がけしかけると、その看護助手は走って逃走してしまう。

そして旺太郎と宰子が寛之の病室に見ると、寛之は意識が戻っていて旺と12年前の事故について話している様子で、旺は家族や旺太郎の心配ばかりをしているようだ・・・そこに旺太郎が現れ真意を語りだした。

旺太郎は父親を「助けるために来たんじゃない、別れるために来たんだ・・・今さら父親ぶるな、もう顔も見たくない!」と旺を寛之の病室から追い出した。

翌日、宰子を一人でアパートに置いておくと、いつ尊氏が来るかわからないということもあり、宰子は旺太郎の提案で一緒に住むことになる。

宰子の部屋で荷物をまとめていると、宰子が旺太郎に弟・光太の遺品である「靴」と旺の連絡先(宰子があらかじめ聞いておいた)を旺太郎に渡し、「あなたなら(家族からの苦しみから)乗り越えられる・・・信じてる」と言うと旺太郎は父とのけじめをつけるため、連絡をし会うことになった。

旺太郎は旺と会い「あんたを許すつもりはない・・・捕まったからじゃなくて、家族を捨てて逃げたからだ。何で逃げたんだよ?!」と聞くと、旺は母・光代が光太はもういないのに現実から目を背けていたのに、声をかけられなかったことを「俺が弱かったんだ・・・本当にすまなかった!」と頭を下げる。

旺太郎は「光太の靴」を旺に渡し「おふくろに持ってってやれよ」と、当時は声をかけられなかったが旺太郎の呼びかけで旺は光代のもとへ向かい、姿を見せると光代は疑心暗鬼の表情をする。

それでも旺は「いなくなって、本当にすまなかった」と頭を下げると光代に「光太の靴」を見せ「光太は、いないんだよ」と声をかけることができた・・・最初は光代も信じられないという顔をするが、徐々に「光太はこの世にもういないんだ」と認識し、最後は「旺ちゃん、ゴメンね」と涙を流していた。

旺太郎は宰子のおかげで、家族の因縁に決着をつけることができるのだった。

尊氏は自分の思惑を旺太郎にことごとく潰され、美尊の気持ちを取り戻せないことに苛立ち「美尊のためなら何だってしてやる」とさらなる過激な手に出ようとしていた。

それは宰子を監禁して「秘密(タイムリープの力)」を聞き出すこと・・・旺太郎の部屋の住所ももちろん知っていた尊氏は、旺太郎の部屋から宰子を拉致して監禁するのだ。

旺太郎は突然不安を感じ自宅まで走って帰るが、旺太郎が帰宅すると宰子の姿は見当たらなかった。

 

宰子の行方を捜す旺太郎はシラを切リ続ける尊氏に苛立ちながらも、旺太郎がなんだか落ち着かない様子を怪しむ美尊から旅行に誘われ、それを無下に断るわけにいかず「OK」を出す旺太郎。

そんな中、尊氏に監禁された宰子は決して思いが届くことのない美尊のために壊れていく尊氏に、自分と似たものを感じていた。

そして、旅の間も心ここに在らずの旺太郎に詰め寄り、宰子との関係について旺太郎が「親戚だ」と嘘をついていることを知ってしまった美尊。

すると旺太郎から宰子とは12年前の海難事故で知り合うが、恋愛感情がないことを聞き安心する美尊・・・そこへ尊氏から旺太郎に「宰子に会わせてやる」と呼び出しの連絡が入る。

旺太郎は美尊を一人残し、近くの工場へと向かうのだった。

そして、道端に取り残された美尊の前にはなぜか寛之が現れて、「すべて話す」と尊氏に関する真相を話す。

工場に駆けつけた旺太郎の前で、尊氏はなんと人質の宰子にアイスピックを突きつけタイムリープの秘密に迫ってきた。

美尊の幸せを願い愛してもないのにカネ目当てだけで近づいた旺太郎を許せない尊氏に、旺太郎は美尊に「愛されているのはお前じゃなくて俺だから」と話し尊氏を挑発する。

その言葉に逆上した尊氏は「終わらせてやる!死ね!」と工場のチェーンで旺太郎の首を絞めるが、そこに警察が来て尊氏は逮捕されてしまった・・・実は旺太郎と宰子は全く同じ経験をしキスをして(死んで、タイムリープして)いたので、こうなることを知っていたのだ。

この時、尊氏は(実はすでにタイムリープしていて)旺太郎にハメられていたんだと気づく・・・そして工場に寛之から尊氏の黒い行動のすべてを聞いた美尊が現れ、尊氏は怒っている美尊を見て「美尊を守りたかったんだ、ただそれだけだったんだ」と弁解するが、もうすでにそれは言い訳でしかない。

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そんな尊氏を見て美尊は「・・・信じてたのに」と痛烈な言葉とともに、大量の涙が吹き出す・・・それを見た尊氏も思わず涙が溢れてきて美尊に駆け寄ろうとするが、そのまま警察に連行されてしまうのだった。

並樹グループでは尊氏が逮捕されてしまったことで社内は大混乱状態・・・しかし副社長のポストを狙い自分の立場のことしか頭にない郡次が旺太郎に寝返り、旺太郎と美尊の結婚を後押ししてくれ社長の座にまで推薦してくれるのだった。

こうして旺太郎はついに並樹グループを手に入れる目的を達成しようとしていた。

そして旺太郎の本当の幸せを願う宰子は「今度は旺太郎が美尊を愛する番」だと二人の恋を応援し、自分の役割が終わったことを感じる・・・宰子が自分の前から消えようとしていることに勘付いた旺太郎は、「二人で幸せにならないと意味がない」と主張し、必死に宰子を止める。

そんな宰子に手を差し伸べたのは春海で、宰子は「普通にキスできないので」というと晴海は宰子にキスをする・・・が死なない。

宰子は旺太郎に電話をし「(晴海という)彼氏ができた・・・普通にキスできた」と自分の感情を押し殺しながら旺太郎に伝えると、旺太郎は「お前を幸せにするのは俺だって言ったろ」と言い返してきた。

それでも宰子は「あなたといいると、辛い(おそらくこれは本音)」と漏らすと電話は切れてしまう・・・旺太郎も自分の気持には気づいていないが大切な宰子を失うわけにいかず、晴海がいる曙橋の下に行くがすでにそこには二人の姿はなかった。

旺太郎は必死になって宰子のことを捜すが見つからない・・・二人はあるビルの屋上にいた。

宰子は旺太郎との思い出を語る・・・そして「人を好き人なる気持ち」を旺太郎からもらったんだという。

さらに「彼(旺太郎)を想っているだけで私は生きていけます。今すっごく幸せなんです!」と晴海に告げ、尊氏の罪を軽くするするため「誘拐罪」の訴えを取り下げるため、警察署に向かった。

しかし尊氏はどうしても「旺太郎から美尊を守る」という気持から抜けられず、取り調べを受ける際、勾留中の牢屋から警察の目を盗み抜け出すことに成功して、警察署内では大騒ぎとなっていた。

宰子は警察署でその事実を知り尊氏の行方もすぐに思いつく・・・旺太郎と美尊の結婚式がとり急ぎ行われる当日だということに気づいた宰子は、「そこしかない!」と閃き旺太郎と美尊の結婚式をあげている式場へと急ぐ。

旺太郎と美尊の結婚式がおごそかに行われていたが、そこには沢山の危険が迫っていた。

まずは宰子の予想通り旺太郎を亡き者にしようとナイフを持った尊氏、そして旺太郎と美尊が結婚するというニュースを知り、ナイフを持ち再び動き出そうとしていた旺太郎に屈折した愛情を抱く和馬までもが集結していた。

そこに宰子が正面の扉を勢い良く開け式場に入ってきた・・・するとまずは虚ろな表情の尊氏が裏口のドアから入ってきて旺太郎にナイフで襲いかかる。

しかし、唯一この危険を察知していた宰子は、旺太郎の盾となり代わりに刺されて倒れてしまう。

そんな宰子に苦しい表情で駆け寄る旺太郎は、「戻るぞ」とキスを何度もするが、宰子はすでに死んでしまっているようで「神の力(タイムリープ)」は発動してくれない。

美尊の目の前でフィアンセでもない違う女性(宰子)に旺太郎が何度もキスをする姿に、結婚式場に来ている誰もが驚いていた。

それでも旺太郎は必死にキスし続けるが、さすがに宰子の命が尽きてしまっていることに気づき「宰子、俺をおいてくなよ・・・こんなのお前の幸せじゃねぇだろ」と泣きじゃくってしまうのだった。

・・・最終回に続く

最終回ネタバレ追記

宰子が命を落としてしまいなかなかショックから立ち直れない旺太郎だったが、宰子の願いを叶えるため美尊を愛して幸せになると心に誓う。

そんな中、旺太郎を殺す機会を狙って結婚式にも紛れ込んでいた和馬が旺太郎の部屋に姿を現わし、愛を否定し続けてきたクズ男・旺太郎が愛に苦しむ姿を見て満足する和馬の言葉に、旺太郎は初めて自分の宰子への気持ちを自覚し、深い悲しみに絶望する。

和馬はそんな旺太郎の姿を見て「結婚式で(旺太郎が)泣きながらキスしてた女(宰子)を愛してたんでしょ?・・・羨ましくてたまらないよ」とつぶやき、さらに「結婚おめでとう・・・どうぞ、不幸せに」と旺太郎に対する歪んだ愛に終止符を打ち旺太郎の部屋をゆっくり出ていった。

その二人のやり取りを偶然旺太郎の部屋を訪れていた美尊が聞いていて、「やっぱり旺太郎は宰子さんのことを愛してる」ということに気づき、一人涙を流す。

そして住人のいなくなった宰子の部屋で、宰子のことを考えながら眠ってしまい、目覚めた旺太郎の前に現れたのはまたしても謎のストリートミュージシャン・春海だった。

なんだかすべてを知っているかのような口ぶりの晴海は、 ついに謎に包まれていた自らの正体や目的を語り始める。

どうやら晴海も「キスの力」を持っていてタイムリープできるらしい・・・なんでも晴海が高校生の時、父親が一家心中をしたが生き残り生死をさまよった経験をしてからその力が宿ったらしく、同じような力を持つ人間(宰子)のことをさがしていたんだという。

さらに過去に遡る力で人が幸せになれるのかを観察していたと話す春海に、旺太郎は「宰子にもう一度会えるなら・・・」と晴海にキスをせがむが、晴海の場合「1週間戻るのではなく、3ヶ月前に戻ってしまう」らしく、晴海曰く宰子と出会った頃に戻ることになる・・・それはつまり宰子と築いた時間が全て消去されてしまうとも言った。

そしてもう一点タイムリープ後も今ある世界はパラレルワールドとして続いていくという春海の話を聞いた旺太郎は、今までタイムリープで完璧な人生をやり直してきたわけではなく、パラレルワールドで自分が犯した過ちは一生取り返せないことを知り衝撃を受ける。

一方、尊氏のさらなる不祥事に衝撃が走る並樹家では、副社長の椅子を狙う郡次が動き、旺太郎の入籍と入社の準備が着々と進められていた。

旺太郎が美尊と入籍するのと並樹グループ入社を目前に控える中、今まで自分が狂わせてきた人の人生に思いを馳せる旺太郎は、ある決意のもと美尊を自分の部屋に呼び出し、初めて貧乏生活を送る素の姿を見せた。

そんな美尊も結婚式で必死に宰子にキスする旺太郎の姿を見て、自分が宰子とのキスで経験したことが夢ではなく、宰子に時を戻す力があることに勘付いていたが、それでも旺太郎のことが好きだったようで「婚姻届」を渡そうとする。

旺太郎は美尊に「俺が成り上がるため関わった人たち(尊氏を筆頭に並木乗馬倶楽部の面々など)のことを、自分の欲のためにその人達の人生を壊してきた」と言って美尊に対しても深々と頭を下げ謝った。

美尊は「私には何の悪いこともしてないのに、何で謝るの」と不思議そうな表情で旺太郎に聞くと、旺太郎は決意を固め「宰子を愛してる・・・あいつのいない人生がたまらないんだ」と言って、今の世界では宰子はいないが今度は3ヶ月前まで戻ることになることも伝えると、美尊は持っていた「婚姻届」を落としてしまう。

すると美尊は「・・・クズ」と言って旺太郎のことを平手打ち・・・そして涙ながらに「もし戻るなら、次は自分の欲のためじゃなく、周りの人達も幸せにすると約束して」と旺太郎に「脱・クズ」になるよう約束させた。

旺太郎から真実を知らされた美尊のとった行動は、並樹グループの役員達を集め「並樹グループは私が継がせていただきます・・・私はここで兄が来るのを待ち続けます」と宣言するのだ。

そして旺太郎は晴海のもとへ行き、キスをする・・・すると二人はその世界では死んでしまうが、意識は3ヶ月前まで戻った。

旺太郎の意識が戻ったのは大晦日の夜、それは「並樹乗馬倶楽部のカウントダウンパーティ中」だった。

旺太郎はここで「今はまだこれから言うことの意味がわからないかもしれないが・・・」と前置きをした上で、尊氏・寛之・布袋らに「もっと素直になって、本当の気持ちを伝えてみろ」と助言し、美尊には「今度こそ幸せになって・・・祈ってる」 と未来の美尊と約束したことを果たそうとする。

そして旺太郎は宰子と会うためその場を走り去っていく。

この時は尊氏と美尊はまだ兄弟だったが、尊氏は旺太郎の言葉通り「愛してる・・・美尊」と本心を伝えた。

すると美尊も「私もお兄ちゃんが好き・・・何があっても離れない」と二人の愛は成就する。

そして宰子がいるはずの歩道橋に向かった旺太郎は、当時は名前も知るはずもない宰子の顔を見て「生きてる」と感動していると、宰子は「まだ、生きてたんだ」とつぶやきニヤリと笑う。

旺太郎はその言葉に「キスで時間を戻して俺を助けてくれてたんだろ」と言って、宰子に「今後『キスの力』を利用しようとしてくる男はやめた方がいい」とか「好きになった男の『道具になる』なんて言うな」と、旺太郎が宰子と培ってきた全てを伝えるのだ。

さらに旺太郎は「今は(キスの力が)罰が当たったなんて思ってるかもしれないけど、そんなことないからな・・・『キス』は本当の愛を見つけるためにするもんなんだよ・・・お前はもっと幸せになれんだよ」と自分の気持を押し殺しながら言った。

宰子は「この人は何を言ってるんだろう」と考えていると、どうしてかポロポロと目から涙がこぼれ落ちる中、旺太郎は無念だったが「宰子の幸せ」だけを思い、宰子をその場に残し去っていく。

旺太郎はその足でホストクラブ「ナルキッソス」に向かい、この時はまだ自分を狙っている和馬を「ナルキッソス」から追い出すため、 旺太郎は死んだフリをして和馬を容疑者に仕立てあげ歪んだ愛の目から逃れることができた。

次に旺太郎はホストを辞め香港に飛び、父・旺を捜すんだという・・・両親との愛を取り戻すためだ。

こうして旺太郎は一緒にタイムリープした晴海とだけは、打ち解け合い何でも話せる仲に発展していくのだった。

・・・END

物語の真の結末…

宰子のおかげで本当の「愛」を見つけた旺太郎。

二人の恋の展開、真の結末はHuluオリジナルドラマ「トドメのパラレル/10話」で配信中。

「トドメのパラレル」のネタバレはこちら↓

 

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本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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